« 冬入日 | トップページ | 明けまして »

2015年12月31日 (木)

真昼の梟の声

印象的だったこと書きたくなりました。

2015_12_304うちのすぐそばの小学校の前の通りは楡の並木が続き、その並木の終ったところに大きな欅の木が立っている。

その頃はまだ暖かい十月半ばだったと思う。
欅は青い葉を付け鬱蒼とした真昼時だった。

歩いていた頭上で「ほろほろほろ」?「ころころ」?「ほっほっほっ」?のどれともつかないような含みのある声で何かが鳴いた。何度も何度も。

あ、これ、梟だ。絶対梟だと思った。
梟の声を一度も聴いたことないのにそれは確信的にそう思えた。
何と幸運な私だろう。
なのに頭上をいくら探しても姿は見えない。

しばらく鳴いていきなりだんまりになった。
もう一度声を聴きたくてじっとしていたが、私もついにあきらめて帰ってきた。今思うと夢のような出来事。

何で、も少し辛抱して声を聴くなり梟が飛び立つのを確認しなかったのだろう。

今更後悔しても仕方ない。只只今年の忘れられないベストワンの「梟の声」だった。

梟は何か私に言いたかったに違いない。
すっかり裸木になってしまった欅の下を通るたび「ほろほろほろ」という梟の声を思いだすのである。梟は真昼でも鳴くのね。

20150_12_30_3
 皆様良いお年をお迎え下さいませ。

|

« 冬入日 | トップページ | 明けまして »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




« 冬入日 | トップページ | 明けまして »