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2015年6月

2015年6月28日 (日)

梅雨夕焼

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昨日の夕焼とてもきれいでした。ベランダもリビングも梅雨夕焼一色。

予想通り、今日は梅雨晴。

突然福岡へ行くことになりました。しばらくブログお休みいたします。
今、準備であたふたしております。又ブログでお目にかかれますよう・・・。

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2015年6月25日 (木)

遥かな枇杷

月よりも遥かな枇杷に手を伸ばす         今井 聖 

                             
句集『谷間の家具』より

 

 

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私の知っている枇杷の木はとても大きくて、先が割れた棒で高いところの枇杷の実を捥がねばならなかった。枇杷よりも一回り実が小さくて「ひわ」と呼んでいた。幼い頃、大きな実の枇杷に憧れていたが食べることは無かった。

「月よりも遥かな枇杷」の枇杷は何を象徴しているのだろう。
この謎めいた句を必ず思い出させてくれる、食卓の枇杷。

そういえば枇杷の実は「月色」をしている。ますます謎めく。

枇杷の句と一緒に必ずこの句も思い出される。

やはらかき母にぶつかる蚊帳の中          今井聖

                                 句集『谷間の家具』より

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2015年6月19日 (金)

『みどり書房』             - 森島裕雄句集 -

書棚にみどりの表紙が鮮やかに存在している。
句集『みどり書房』である。

作者は「街俳句会」同人、森島裕雄さん。
「街」今井聖主宰の「序文」から始まり森島さんの俳句、そして「あとがき」へと連なる『みどり書房」は、はらはらどきどきの生粋の営業マン句集。
「みどり書房」の経営、廃業、リホーム会社への就職、次々に遭遇する「本当」の句に興味は尽きない。


005_3 レジにゐて唐黍畠にゐる気分

書店の中を見渡すとカラフルな空間が存在する。この空間は本好きにたまらない。微かに本を捲る音がして、静か。「唐黍畠にゐる気分」は意外性があり過ぎるかも知れないのに惹かれる。書店に行って確かめたくなってしまう。書店のレジへ行ったらきっと店内を見渡すだろう。そして「唐黍畠」に納得させられてしまう。この強引さがいい。

 大くさめ運転席のメモは謎  

メモ書きは大体が謎。仕事中の「運転席」であるから多忙極まりない中でのメモ。この「謎」が効いている。もしかしたら仕事には全く関係無いメモかも知れない。その「謎」が面白い。

 次の四句は書店閉店時の句だろうか。リアルは時として非情。
 

  解体の書棚直立冬木立  

 レジ台に電動鋸の刃入りぬ寒   

 からつぽの棚棚棚や冬の雷   

 六月の有孔ボード空を飛ぶ  

 一般家庭のキッッチンや展覧会や商店の壁のインテリアとして重宝されている「有孔ボード」という壁。
店仕舞いの時の景だろうか。不要になったボードを軽トラの荷台へひょいと投げている作業時の一瞬の景。六月の晴れ間、「有孔ボード空を飛ぶ」の明るさがやるせなく、ほろ苦い。
  

 次の五句も惹かれる句。 

 綺羅星の詰まりし白菜濡れてをり  

 トランクに詰めきれぬ夜やちちろ虫   

 マスクには忘るる力ありにけり   

 赤蜻蛉妻に黙つて買ふ工具   

 飯蛸や立寄るだけの故郷に
 

 『みどり書房』は、作者の家庭人としての顔も時々のぞく。

 梅咲いて住宅ローン完済日
 

十月の花嫁の父直立す 


俳人にはいくつもの顔がある。仕事場の顔、家庭人の顔、俳人の顔、素顔。この句集には作者の真実の顔が詰まっている。
読み終ると自分の顔を振り返ってみたくなる句集。

 

             『みどり書房』 2015年3月「金雀枝舎」発行。

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2015年6月15日 (月)

梅の甘露煮

一晩部屋に置いただけでも刻々と色づく梅の実。
なんてきれいなのだ。

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毎年知人に頂く「梅の甘露煮」に魅了されて、今年は自分で作ることにした。
大きな実の「南高梅」。約一キロ。

教わった作り方は
①洗って、芯を爪楊枝で取り除いて、水気を拭いて、冷凍庫に一晩入れて置く。
ここまでが今日の仕事。

②明日は冷凍庫から出して、梅の実と同じ分量の砂糖に漬けこむ。

このあと、砂糖が溶けたら実を煮込むらしいけれど、
も少し、最後の煮詰め方など詳しく聞かなくちゃ。


   青梅の臀うつくしく揃ひけり           杉田久女
 

   青梅の最も青き時の旅            細見綾子 

   青梅が闇にびつしり泣く嬰児        西東三鬼 

   牛の顔大いなるとき青梅落つ        石田波郷

私にとっての青梅は祖母の家の庭にある古木から際限もなくぽろぽろ落ちて来るめっちゃ酸っぱい実。梅の実を美しいなんて思わなかった。
今見る青梅は目が青い矢で射抜かれたと思うほど美しく青い。

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2015年6月 9日 (火)

レースの奥

午前中ミシンを踏んでレースの暖簾を縫った。
玄関からリビングへ行く途中の、キッチンの入口にひらひらと夏がやって来た。

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レースといえば夏だけど、ここには年中このレースを掛けておくつもり。つい先ほどまでは、アジアン風の縄暖簾が掛かっていた。あの縄暖簾、一体何年掛けっぱなしだったんだろう。

雰囲気変わるなあ。アイボリーのレースの奥で味噌汁なんか作っている我が姿を想像して苦笑する。

女性は大体においてレースが好きである。レースのイメージとしては可愛い、エレガント、成熟、魔女、等々。すべて女性の一面を表していて面白い。


レースの俳句は去年一句作った。
過去に遡ってもレースの句はこの一句のみである。

   繰返し覚めてレースの樹海かな       いほこ(2014年)

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2015年6月 6日 (土)

オリエンタルリリー

花屋では「オリエンタルリリー」と表示してあるのみ。

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ネットで調べると、オリエンタルリリーとは、日本の山百合や鹿の子百合等を元に勾配された大輪で香り高い百合とある。

と言うことはオリエンタルリりーには色々な百合があるということ。
確かに香りは普通の百合に比べると少し抑えた感じでどぎつくはない。

百合の名は画像で見ると、「モンデズマ オリエンタルリリー」というらしい。

の色は暗い赤。こんな百合の色は私は初めて。
花びらも厚ぼったく、鋼のように見えたりもしてグロテスク。
部屋の灯を少し落すとほとんど黒に近い色に見えてしまう。何だか不気味。

興味をそそられて買ってきたものの、時間が経つにつれてどうも好きになれない。蕾があと三つある。
出合ってしまったこの百合。ほんのしばらくの間、毎日水を替えてお付き合いしましょ。

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2015年6月 3日 (水)

フライパン                - 魔法? -

一年半前に注文したフライパンがやっと届いた。

当初、一年待ちの状況ということで、それでも、ま、その内順番が来るでしょう。と思って注文したのだった。一年半もかかるなんて。ほんと、忘れた頃とはこのこと。

「魔法のフライパン」と言われれば、主婦としてはそそられる。

まだ、取り敢えず、野菜炒め位の小手調べをした程度。
鉄なので重たいのではと思っていたが、それほどでもなく、
使い易い感じがする。

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現在は焦げない加工を施してある便利なフライパンに慣れているので、これから、色々な料理を体験して、自分の手になじませて行きたいと思う。

シンプルなデザインの何の変哲もない「鉄鍋」。一生もんであることに間違いない。
焦げに注意、手入れに注意である。

ベーコンの縮れて焦げぬ野分あと      いほこ(2009年)

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