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2014年7月23日 (水)

すぐに来て         - 句集 『弾語り』 より-

蒸し暑い・・・なのに
偶然今夜は涼しくなる方法を見つけた。

何となく書棚から取り出した金原まさ子第二句集『弾語り』。
真っ白い表紙が印象的。

ぱらぱらと捲る内に何故か体の中を吹き抜ける風。
だんだん涼しくなってくる。
Img_9143

 簡単な夏ですビザパイすぐに来て

 野茨を自己戴冠す誕生日

 乾電池投げ入れてあり蟻地獄
 

 億年を生き来し思ひ日の盛り

 
 七月のころりと皿にたらこかな

 蛇の衣垂れ裏山の帯電す

 園丁ハラ木苺を噛みしびれたる


そう、今夜はまさ子ワールドに嵌ってしまった。
今夜は暑い!なんて言ってはダメ。
世は熱いビザパイがすぐに来る「簡単な夏」なのです。

明日はメロンの花を摘んで自己戴冠しよう。

「億年を生き来し思い」これにはぐっと来る。
先日観た映画「ノアの方舟」をまざと思い出す。

「ころりと皿のたらこ」リアル感一杯。あのほの紅いたらこは
唇を誘っている。艶かしい句。

「裏山の帯電」には稲光を連想する。ひらひらと蛇の衣が垂れ
ありそうな景なのに異次元の世界のよう。

木苺を食べてしびれているハラの顔は映画「サイコ」のあの恐い
・・・、とても言えないあのシーンの顔が蘇る。
な~んて、ハラさんごめんなさい。

こんな想像、涼しく、楽しく、恐ろしく、時を忘れてしまうのです。  

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コメント

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投稿: Jaime | 2014年8月 1日 (金) 05時18分

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