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2014年3月31日 (月)

鈴のストーリー        - 推古鈴 (すいこれい) ー

一人暮らしの姉との電話は思い出話が多い。

「奈良へ行ったのいつだったかしらねえ。小さな鈴を買ってネ~、綺麗な音がしたの。あの鈴どこへいったんだろう?誰かに上げちゃったのかしら??」・・・と姉。
この頃よく物がなくなる???

「あら、私にお土産送ってくれた鈴じゃない?奈良に旅行した時買ったって言ってたよ。私、大事に持ってるよ。」・・・と私。Img_0357

「あら、そうだった?わあ~・・・
あの鈴の音、もう一度聞きた~い」

「じゃあ、そちらへお返しするわ。綺麗なままよ。音も」

「わ~っ!アリガト。しばらくしたら又貴女に返すからね、ちょっとだけ貸してね」
ということになった鈴。

姉があの時送ってくれた鈴は私の一句となって、当時所属していた「鷹」へ投句し、藤田湘子主宰選を頂いている。

  節分や奈良より鈴を送り来し     いほこ
(1998年)

こんな小さな鈴にも旅というストーリーがある。懐かしい句。
「推古鈴」は数日中に又福岡の姉の元へ旅をして再び私の手元へ戻ってくるらしい。思い出を残してくれる俳句っていいな~とつくづく思う。

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