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2014年3月 1日 (土)

何度読んでも「生きるヒント」

先日ある雑誌のインタヴューアーから、
「五木さんがもっとも苦手とするタイプの女性は、どういう女性ですか」
と、いう質問を受けました。これはなかなかむずかしい。ちょっと考え
ると簡単に答えられそうで、じつはあらためてふり返ってみると返答に
窮(きゅう)するところがあります。
 

意地の悪い女性。
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虚栄心のつよい女性。

なまけ者の女性。

嫉妬心のかたまりのような女性。

差別感のつよい女性。

噓(うそ)ばかりつく女性。

だらしのない女性。

 などと、いろいろ考えるのですが、決定的な結論がでません。たとえ嘘
つきでも、浪費癖(へき)のある女性でも、ひとりよがりの女性でも、やきもちや
きの女性でも、ひとつ素晴(すば)らしくチャーミングな部分があれば、その輝き
がすべてを消してしまうことがあるからです。

五木寛之の『生きるヒント』Ⅰ章 歓ぶ(よろこぶ)
冒頭より抜粋。
 

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世の女を善女と悪女の二種類に分けるとしたら私の場合、絶対悪女に入るので、読み進むうちにどっきりどきどきしてくる。そのあとに必ず救いの言葉があるのが五木文学の魂とも言える部分。

救われてほっとして、自分のチャーミングな部分をいくら探しても、「ない、ない」
そんな女はどうなるのか、教えて・・・。と言いたくなる。

ああ、だけど欠点のない女性も魅力がないそうだ。

何とか難しい質問に答えた五木さんの答えは、「ぼくは〈よろこび下手〉な女性が苦手です」・・・と。
 

こんな感じでエッセイは進んでゆく。

数年経つと又引張りだして読む「生きるヒント」。
寒さで残雪のように凝り固まった肩を
何時しかほぐしてくれる。俳句を忘れて読んでしまう。

もう雪にならない三月の雨。やっぱり雨は冷たいな。

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