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2014年1月

2014年1月28日 (火)

「森の入口」      

絵の裏に
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森の祝祭より

森の入口    4/21/2000  と記されている。 
作者は画家の茸地寒さん。

ここでは画家としてご紹介したい。
実は「街」の俳句仲間である。

「街」の句会あとは決まって昔も今も懇親会だ。
確か10年ほど前に懇親会のとき皆に見せてもらったのが
寒さんの絵の写真集、ファイルみたいなものだったと思う。
ワイワイガヤガヤ写真で寒さんの作品集を拝見した覚えがある。

その時はほとんどの作品をさらっと見ただけだったが、
一枚だけ何故か気になる絵があった。

その後数ヶ月が経った。
「あの時見せて頂いた絵で、雪の中に色々埋もれているような
きれいな絵、まだお手元にあります?」と聞いてみた。これで通じた。
「ああ、あれね。まだありますよ」とのこと。
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その絵がこの「森の入口」。
縁あってあの時私と出合ってしまったのである。

雪の下に春を待つ動物や卵や植物等々、
諸々の生物と希望がどっさり詰っている「森」。
それは「森の祝祭」に通じる。

今の季節にぴったりの絵だけど夏ともなると
とても清涼感を覚える。
枠付きなので額無しで何処にでも飾ることが出来る。

今はリビングにピエロの螺鈿画と並んでいる。
そうそうあの時は随分お安くして下さったような。
(いいのかな。こんなこと言っちゃって)

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もう10年近く経った。
すっかり我家の白い「森の入口」です。

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2014年1月21日 (火)

『キルギスの帽子』       ― 草野早苗 詩集 ー

日頃俳句には親しんでいるものの私の「詩」に対する垣根は高く
詩を書くことへの憧れみたいなものはずーっとあっても書いたことは無い。

草野早苗さんの詩集『キルギスの帽子』はそんな私を
ぐっと詩に近づけてくれた。
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後ろ向きのウサギが私の脳裏に現れ、ぴょんぴょん跳んで行って振り向いては消え、又現れては私へ振り向く。着いておいでと言わんばかりに。
もしかしたらあのピーターかも知れない。
そんなとき私はこの詩集をひらく。

紹介したい。 

『キリギスの帽子』    ― ウサギを煮る ―

スーパーマーケットの一番奥で
ウサギの肉が手に入る
それがとびきりおいしかったと
ヤンという友達に話したら
翌週ウサギを一羽持って来た

キッチンスツールに腰掛けて
本を読んでいる間に
さばいてくれることに交渉は成立し
私はゲーリー・スナイダーの
詩集を読みつつ
時おりウサギの惨事を片目で見た
ナタとキッチンバサミで
ウサギの手が飛ぶ足が飛ぶ

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「ピーターのお父さんを食べたのは
隣の家の何という人?」
振り向いた男の顔はちょっと凄みがあったので
このままでは愛し合ってしまうかと思い
急いで本に顔を戻す

ウサギはピンクの肉塊となって
ヤンは
「とまと煮にしてもおいしいし
クリーム煮にしてインゲンを入れてもいいよ」
と言った
お茶でも出そうと思ったが
ヤンは石鹸で爪の中まで洗うと
ビニール袋にウサギの顔や尻尾を入れて
「さようなら」と帰っていった

半分は冷凍にして
半分は塩ゆでにした
スープ鍋にヤンの青い瞳が映っている

ピーターのお父さんを食べたのは誰?
それはひとりぼっちの誰?

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

草野さんは仕事の合い間に世界を旅し、旅の合い間に仕事をする
所謂「今」を生きる女性の前衛的生活スタイルの人に思える。

風の吹くままという様な次元とは全く違う。
彼女そのものが風であり詩人であり、れっきとしたビジネスウーマン。
少し謎めいているところも魅力。

「ウサギを煮る」は私を虜にした詩。

・・・・振り向いた男の顔はちょっと凄みがあったので
    このままでは愛し合ってしまうかと思い・・・・

この二行だけでも充分インパクトがあって、この部分のみを
抜粋する積りが結局最初から最後の「?」まで行ってしまった。

凄みがあって「愛し合ってしまかもしれない顔」ってどんな顔なのだろう。
草野さんの詩人の眼は読者をぞくっと困惑させ虜にてしまう。

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キルギスの帽子。
この帽子の中から次々に
詩が湧いて来たのですね。




詩集の中の栞に詩人八木幹夫さんの文章が載っている。
『キルギスの帽子』によせて
「流浪する帽子 八木幹夫」 これを読めるのも凄い。

 

表紙の装画は茸地寒さんの作。
私も寒さんの絵を一枚秘蔵している。
この絵については次回ご紹介したい。

 *画像はクリックすると大きくなります。

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2014年1月15日 (水)

赤ん坊ばかり            (芽キャベツ)

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初めて芽キャベツの赤ん坊を発見したときは感動ものだった。

ベランダのミニミニ畑に種から植えて約4ヶ月。

もう少し早い真夏に植えるべきだった。
下葉や芽キャベツの子はもっと早めに間引くべきだった。

どうしても初めての植物には思い入れも強く無知なため
作業が遅れてしまう。
農家のプロがご覧になったら爆笑ものに違いない。

遅ればせながらこれから頑張るのだ。
しかし可愛い芽を摘むにはかなり勇気がいる。


何てこと言いながら、ソテーやシチューに出来る日が
限りなく待ち遠しい。

  赤ん坊ばかり芽きやべつの王国    (hoko)
  芽キャベツに屈みだんだん侏儒になる ( 〃 )

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            PS (01/17) →

         散髪したような芽キャベツです。
         さあ、これから太るのだ!

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2014年1月11日 (土)

札幌オリンピック・記念切手 (1)  - 日本 -

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ソチオリンピック開催は来月7日。開催まで一ヶ月を切った。

高橋大輔選手のスケートだけはテレビで応援したいな。
彼のスケートの演技は厳しく柔かく挑戦的そして刹那的でもある。結果はどうでもいい。
演技そのものが人の心をゆさぶる。

札幌で冬季オリンピックが開催されたのは気が遠くなるほどの42年も前のこと。

1972年2月3日から13日まで、アジアで初めて開催された。

その時の記念切手がファイルしてある。(Yの趣味)

名も知らぬような外国の美しいオリンピック切手もあることだし、
これから時々ご紹介しようと思う。

何しろ切手も書棚や押入れの中ばかりでは退屈しているに違いないだろうから。
それにしてもこれらの切手は将来はどうなるのでしょう。・・・時々心配している。

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*消印
 昭和47年(1972年)2月3日
 横浜郵便局

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2014年1月 7日 (火)

馬の休息

     生き急ぐ馬のどのゆめも馬          摂津幸彦

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散歩の途中急に思い出した乗馬クラブ「アバロン・ヒルサイドファーム」。

2年ぶりくらいかな。冬日の中、馬たちに会いに行ったのは昨日のこと。
厩舎は閑静な住宅街の裏の丘の上にある。家から徒歩でも行ける距離。

知らなかった! 月曜日が馬たちもの休息日とは・・・。
故に乗馬教室もレストランもお休み。

何故か白馬一頭だけが掛け声に合わせて運動中。

Img_0099調教師さんたちは皆とても親切。
休息日に来たことを残念がってくれた。

厩舎はいつもひっそりとしている。「こんにちは~」「又来るね~」 どの馬にも一応挨拶をする。

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今年の馬たちの行く末をふと思う。

どんな旅が待っているのだろう。
レースで勝てるのだろうか。

幸運を祈るばかり・・・・。

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2014年1月 3日 (金)

突当りの無い道

                                                
              新年おめでとうございます

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年賀に来た家族が昨日帰って、
やれやれ今日から又二人だけの平凡な生活に戻る。
何から始めようかしら。やっぱりパソコンの前に来てしまう。

5日は「街 東京句会」だから、句も用意しないといけないけれど、
あぁ・・・でもこの処全然外の空気も吸っていないから少し歩いてこようかな。


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善は急げ!と少しだけ歩いた。
静かな静かな三日。

 
突当り無き道ばかり三日かな 
               (hoko)

俳句では突当ってばかりいて
いつも迷っている。


今年もどうぞよろしく
        お願い致します。

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