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2013年3月

2013年3月26日 (火)

近所の桜

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すぐ近くに桜の園があるのに、以外と満開の日に歩くことはない。

数年前まではこの遊水池の周りの桜並木を元気良くウォーキングしていたのだが、
膝を痛めたあと、だんだんサボリ癖がついてほとんど歩かなくなった。

たまに歩いてもウォーキングというには程遠く、散歩程度である。
今日は最高の花見日和。
近くに居てもこんなに見事な枝垂れ桜(御所桜)は初めて。

吾が散歩エリアへの遠来の花見客は多い。

数日前も
「このお近くにお住みですか?いいですね~
今日は主人と初めて見にきたんです。
ヨーカドーでお弁当買って・・・うふふ」なんて
知らない人に話かけられた。

近所の静かな桜にも感動するけれど、
忘れるほど昔に見たような気もする
上野の喧騒の夜桜も見てみたいなあ。Img_9254_3
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2013年3月19日 (火)

いい夜

午後のぽかぽか陽気に誘われて近所の桜を見に行った。
もうすぐ満開になりそうな桜は今五分咲きというところ。
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池に翡翠は来ていない。
未だ水が冷たくて翡翠の餌の魚も動きが鈍いのかもしれない。
池の岩場に亀が一匹日向ぼっこをしているだけだ。

池の周りで朝のウォーキングを楽しむ人は多いけれど、午後は少ない。

徐々に高齢化が進んでいるこの地区では、ウォーキングなどはどうしても午前中のやる気のある時間帯が活動の中心になる。午後は昼寝かな?等と勝手な想像をしてしまう。

桜が満開になれば人も魚も浮遊する。
今週末あたりが東京、横浜の花見時らしい。楽しみだなあ。

今22時。室内温度23.5度。
暑くも寒くもないとはこんな感じをいうのだろう。
周りの闇に桜が膨らみゆくいい夜。

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2013年3月15日 (金)

チューリップ

チューリップ喜びだけを持つてゐる        細見綾子

一万歩来てぼろぼろのチューリップ        小久保佳世子

 

空に突き抜けるように翳りのないチューリップ。
チューリップは喜びの塊。喜びそのもの。

一方、一万歩あるいてあるいて来た地点に咲く
黒く変色したぼろぼろのチューリップ。
否、此処まで歩いて来たのは
ぼろぼろのチューリップそのものなのかも知れない。
「頑張ったのね。チューリップ」と言いたい。

喜びと哀感。両極にあるどちらのチューリップも好き。


三年に一度くらいのペースで胃カメラを呑んで検査を受けている。
胃カメラなんて出来れば呑みたくない。
医者が勧めるから、じゃあ・・・という感じで渋々受ける定期検診である。


昨日は胃カメラの日だった。
検診のあと、看護師さんが「組織を少し切除しましたので検査に廻します。
先生のお話がありますから少しお待ち下さい」とクールな顔で言う。

え、えっ!こ、これはちょっといつもと様子が違う!
切除して検査に廻すなんて初めてである。
そして少し待つこと1時間も・・・・。
この間不安は募るばかり。
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やっと名を呼ばれて画像を観ながらの先生のお話。

「全体的にどこもきれいですね~」と先生は笑顔でケロリと言って、たくさんの画像をパソコンに拡大して隅々まで見せてくれた。
「ピロリ菌もいないですね」・・・と。

「只、良性のポリーブが、こ、これね。これを一つ切除しましたけど、一応念のため検査に出しますので結果は2週間後に分ります。」・・・なあんて。

一時間も待たせて、心配させて。
こんなことはもっと早く教えて欲しいよね。

とは言え、あの待ち時間の何ともいえない不安のあとのこと。
花屋でチューリップ10本買ってしまった。
こんな日のチューリップはやぱりピンクに限りますね~

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2013年3月 6日 (水)

『白鳥』            ― 池田義弘句集 ―

今日もコハクチョウの北帰行のニュースを見た。

空を飛ぶ白鳥を見たことの無い私にとって、「白鳥の空」は憧れの空。
春が来ると蒼い空を帰りゆく姿を想像するだけでも夢心地なのだ。


白鳥との身近な暮しを垣間見ることの出来る句集『白鳥』。
春になるとついつい書棚に手が伸びてしまう。

では句集の中の白鳥句全てを列挙しよう。
白鳥百体の感動に読者が眩暈を起こさないことを祈りつつ。

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白鳥のこゑ腸に沁む夜かな

髪切つてきて白鳥の翔つ羽音

満ちてくるものあり白鳥鳴き交す

人はみな消え白鳥の水鏡

朝霧の給餌白鳥うねりつつ

白鳥の湖心さざめく焚火かな

地下道を出て白鳥の羽音あり

先陣の白鳥としてかたまれり
 

凶作の年を白鳥はや来る 

白鳥を送り耳鳴りしてをりぬ

白鳥飛ぶ空に漣拡がれり
 

白鳥来るふかき蒼空師の亡くて 

定年や白鳥が飛ぶわが頭上 

白鳥飛ぶ道あり母のすこやかに 

白鳥飛ぶ雪の山河を従へて 

水際まで焚火の余熱白鳥翔つ 

白鳥の飛来や赤子熟睡せる

白鳥に顔あげてゆく登校児

白鳥帰る空に槐太のデスマスク
 

うたた寝の妻や白鳥鳴き渡る

白鳥飛ぶしかとその足胸に抱き

白鳥にけものの匂ひ日の暮るる

白鳥を見てゐて誰もゐなくなり

白鳥の帰りし空の濡れてをり

帰る日近き白鳥の声熱かりき

吹雪かれて白鳥の羽根ももいろに

諍ひしあと白鳥のしづかなり

わが骨の軋みや白鳥鳴きつのり

『白鳥』の帯ともなっている「あとがき」より一部抜粋。

白鳥ははるかシベリアの地よりここ阿武隈川に毎年忘れずに飛来してくる。その不可思議な能力に魅せられる。白鳥の句が多く、以前に白鳥の餌付けを手伝っていて、ことのほか白鳥に縁が深かったので句集名を『白鳥』とした。

                                       『白鳥』2006年発行
                                       池田義弘句集

あと数日で「東日本大震災」後2年目を迎える。
何とあの年も白鳥は律儀に飛来して来たという。
福島市にお住いの池田義弘さんは
今年も叉どんな気持で白鳥を見送っていらっしゃるのだろう。

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