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2013年1月10日 (木)

生々しき言葉

   合歓の花君と別れてうろつくよ           金子兜太

Img_8959うろつくよ」
去年から今年にかけてこの言葉に痺れつづけた。そして考えた。

この言葉に出合うまで「うろつく」なんて俗な言葉だと思っていた自分が恥ずかしい。


この句を思うたび「うろつく」という意味の深さに嵌ってしまう。
「うろつく」とは単なる旅にでることかも知れない。
俳人だったら吟行することかもしれない。
或いはもしかして誰もが陥る老いへの序章なのかもしれない。
いえいえ、とんでもない。
青年だって、少女だって、君と別れてうろつくのだ。

新宿も横浜もうろつく人で溢れている。
「うろつく」とは永遠の青春を思わせ、私に生々しく響く。

この言葉に出合った幸せをつくづく噛み締めている。

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コメント

Really good post!

投稿: Gucci discount bags i'da opted for morena consider | 2013年3月 6日 (水) 07時47分

kanさんこんばんは。

この句、兜太さんならではの表現ですね。
「うろつくよ」の「よ」に哀愁を感じます。
私、ずっとこの句のフアンであり続けます・・・。

今夜も冷えそうですね。  (hoko)

投稿: | 2013年1月11日 (金) 19時40分

こんばんは。良い句を紹介していただいて
ありがとうございました。やはり
あの闊達さはすごいですね。

投稿: kan | 2013年1月10日 (木) 23時36分

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