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2012年12月

2012年12月30日 (日)

もう一日

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数へ日の机の上の吾が子かな        山西雅子

「机の上の吾が子」どっきりするような景だけれど、
遠い昔、あぁ、こんなこともあったかも知れない。
ほんのちょっとの間、机に座らせて、手で支えて。
家族みんなの笑顔が浮かんでくる。なつかしいな~

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今年の我家の手打ちそばは珍しく?よく出来ました。◎

天麩羅(海老、ハス、南瓜、)を上に載せて、暖かい掛けそばに。
明日は正月?いえいえ、未だ残り一日あるんですけど・・・。

   
皆様、良きお年をお迎え下さいますように。

 

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2012年12月20日 (木)

 『夏の谿』 ー 石井薔子句集 ー

石井薔子さんの知性と柔軟で個性的な写生の目の感じられる句集『夏の谿』。

どの句にも必ずはっとするような視点が存在する。
そして時々微かに甘美な世界のあることに気づく。
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白すぎて夢に未だ見ず朴の花

朴の花には何物にも変えがたい白い存在感がある。
「白すぎて夢にまだ見ず」は現実のこと。
夢の中では絶対に出合わない朴の花。
何故? 「白すぎて」がこの句の全て。
朴の花に甘美な色と形が凝縮されたこの句が好きだ。


春暁の海岸線となる体

上を向いても横を向いても或いは立っていても言われてみれば
体の形は海岸線を思わせる。まるでリアス式海岸のように
入り組んだり出っ張ったりしていて不思議。
「春暁」は目覚めを思わせる。
目覚めの体は海岸線となり物音は波音となり作者に響く。
空想は読者に委ねられ春暁をさ迷う。ふとエロスの世界へ踏み込みたくも
なるが、その一歩手前で踏みとどまるのが薔子俳句。

「海岸線となる体」は羨ましいほど知的で個性的、詩的な把握。
絞って絞って私の一押しの句。

沢山の句の中から特に好きな句を抜粋する。

風が編む鳰を容れたる水面かな

新聞紙の濡れしを破り牡蠣あをし

父の日のあめ色深き籐の椅子

虹消えてのこされし人不完全

旅人のやうに夜勤に出る二日

アカハナノトチノキ日暮れ人攫い

くちびるの形を拾ふ夏の谿

癒ゆるとは水鳥のただ眩しくて



薔子さん、今年は最高にいいお年でしたね。
ご上梓おめでとうご
ざいます。           
                          

                                 (『夏の谿』2012年9月刊行)

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2012年12月13日 (木)

もう一品

献立にもう一品ほしいな。
なんてことがよくある。

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冷蔵庫の中にあるものですぐ出来て、食卓の端っこに置いても存在感を発揮してくれるもの。
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今日のもう一品は「きんぴら」にしようっと。

材料は①レンコン②人参③炒り子④ゴマ

出し用の「炒り子」は関東では中々手に入らない。これは博多から届いた玄界灘の炒り子。

いい味が出て、お吸い物にしてもいいほどの上品な出し。こんな出しを取ったあとの炒り子をきんぴらにする。最後にゴマを振りかけて出来上がり~。

振り返れば私に料理の句がほとんど無いなんて??
やっと思い出した一句。


  聖護院大根冥くなるほど煮詰めをる    いほこ
(2010年)

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2012年12月 7日 (金)

忍者のごとく

初日・・・曇り、二日目・・・曇り時々雨、三日目・・・晴、四日目・・・晴、五日目・・・今日も快晴。
出だしははらはらした天気もこのところ順調順調。

干し柿作りはお天気との勝負である。雨が続くと黒っぽい惨めな干し柿になってしまう。
こんなこと書いて何だかいっぱしの柿農家のようだ。

毎年この時期、木更津のTさんより渋柿を戴く。
有り難いことにYがせっせと柿を剥いて干してくれる。

あと数日するとあのとろりとした甘い甘い干し柿になる。

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干し柿と富士の夕景には痺れる!
なあんだ、干し柿は夕焼の色だったのだ。

いよいよ冷たい夜気が柿にしのびよる。そして叉甘くなるのである。
明日もきっと晴。

                    干し柿を忍者のごとく潜りをる(hoko)

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2012年12月 4日 (火)

二十日大根(ラディッシュ)

Img_9005_2久しぶりに育てるという生の体験をした。

「二十日大根」は果して二十日で収穫できるのだろうか?
素朴な疑問を解くには自分で実際に育ててみなくては・・・
と決意。

Img_9013育てて分ったことは日当たり良好でも二十日での収穫は無理。

第一芽が出るのに5~6日かかる。
そして一ヶ月位してそろそろ収穫時期にはいる。

赤くて丸い根っこが見える状態になっても、引っこ抜く勇気が無くて
二日、三日と経ってしまう。結局四十日位経ってしまった。

あとで知ったことだけど、寒い時期は少し収穫が遅れるらしい。

スーパーのラディッシュより葉っぱが育ち過ぎ状態・・・なあんてことは些細なこと。実は
収穫の喜びで一杯!

収穫しないで長く放って置くと根っこが割れてしまうとか。
うちのは大丈夫!

このラディッシュ、真夏と真冬以外は伸び伸びとよく育つそうだ。
ということは季語ではないということになる。

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