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2012年7月12日 (木)

蝸牛

 かたつむりつるめば肉に食ひ入るや        永田耕衣

 今の世にあはぬ男や蝸牛              田中裕明

Img_1787
タオルはお中元や何かのお返しに頂いても
何時の間にか使ってしまって、いずれはこの世から消えてゆく。

処が手ぬぐいは私の場合、しばし眺めてあーだこう
だと模様に難癖をつけたり、褒めたりしたあとは、抽斗の手ぬぐいコーナーに積み重ねてそれっきりである。

先日、抽斗の整理をしたとき、ふと眺めてしまった手ぬぐいたち。

蝸牛の手ぬぐいなんて洒落ている。
小田原の蒲鉾屋さんも粋だなあ。


処でこの蝸牛、いつごろから抽斗に入ってしまったのだろう。
アイロンをかけてもかけても皺が取れない。あ~、誰かのお顔の肌と同じだ。

かたつむりには丁度いい季節。
梅雨末期のひんやり、じめじめ、雨ぽつぽつの
現実を久しぶりに体感してもらうことにしよう。

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