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2012年3月20日 (火)

祖父の字

「hokoちゃ~ん、赤い塗りのお椀と黒い塗りのお椀が全然無いのだけれど、どうなったのかしら?全部で40客あったと思うけど・・・・」
Img_8417
この頃、突然こんな電話が掛かってくる。
むか~しむかしのことはよく覚えている姉だけれど、数年前の事とかついこの間のことは霧に隠れてしまうらしい。

赤いお椀は数年前から我家に来ている。姉の甲状腺の手術あと
私が持ち帰ったもの。
姉と荷造りをしながら
「お椀もいいけど、包んである和紙の筆文字が古めかしくていいね。」
「ほんと、ほんと、これ、お爺ちゃんの字よ。あなた大事にしてね」
なんてこと二人で話したっけ。


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お椀を包む筆文字は何のことだかさっぱり分らない。文(ふみ)や短歌ではない事だけは確か。昭和4年の小さいゴム印が押してある??
80年+X年の我家の歴史。


結局、黒塗りの椀は誰にあげたのか、何処かにしまい忘れたのか霧の中。お椀なんて誰の処にあってもいい。「物」はたまたま授かった人が大事に使い続ければいいのだ。
Img_8418

姉とのその夜の会話。
物は大事にしまっておかないで普段にどんどん使うべし・・・という結論に至った。

ということで、今夜はこのお椀で冷凍海老を使っての吸い物にしよう。菜の花の香りを入れて・・・・・。

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