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2011年3月

2011年3月31日 (木)

9階の菜の花

地震あと少し落ち着くと、何と椿も菜の花も今が真っ盛り。
桜の開花も秒読み段階である。
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吾が9階のエレベーターホール横に日溜りのミニ休憩スポットがある。

寒い冬、青い芽がいっせいに伸びてきても何の野菜なのか、何の花なのか全く分らない。
何だ何だと思っている内にどんどん伸びて、そして黄色い小さな蕾を見た時は、もしかして?・・・と思ったらやっぱり、やっぱり菜の花だった。
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うれしい!9階の菜の花。今満開である。
被災地の方々に申し訳ないような明るさ。



 菜の花や夕映えの顔物を言ふ     中村草田男

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2011年3月28日 (月)

社内情報

現在吾が家は計画停電が時々行われること以外は特に変わったこともないけれど、福岡に住んでいる姉としては何か行動しなければ心配で仕方がないらしい。

何にも送らなくても大丈夫・・・と言ったはずなのに
一昨日の電話では、
「今日、お米とカステラ、その他食料少しばかり送ったけど、そちらへ届くのに8日間ほどかかるかも知れないって宅配業者に言われたのよ~」と言う。

ええっ!福岡から横浜まで何でそんなにかかるのだ??
ま、そのうち届くだろう・・・と、のんびり構えていたら何と今日、平常どおり二日目には届いてしまった。何だか肩すかしを食った感じ。
宅配業務の社内情報も相当混乱している様子が窺われる。
無理も無いかなあ。

取り敢えず吾が家は今日明日と計画停電は回避された。

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2011年3月25日 (金)

ざわざわ感

今日久しぶりに近くのスーパーへ行った。
このスーパーでの私の買物は地震後初めてである。

うわさ通り、広い店内は薄暗く照明を落としてある。節電、節電!当然のこと。
しかしウィークデイの昼間なのに店内は何とも言えないいつもと違うざわざわ感に充ちている。そして客は皆急ぎ足だ。

何故かあれもこれも買わずにはいられない、客みんなが急かされている雰囲気。いけない、いけない!
毎日一応予定に入っている「停電」というプレッシャーが客をそうさせるのか。それとも「地震」体験後の危機感がそうさせるのか。

冷静に、冷静に、買い溜めはしないぞ!と自分に言い聞かせつつ、こんな世の中、夢であって欲しいと一瞬思ってしまう。
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吾が家の属する第二グループの今日の停電は18時20分~22時迄の予定である。一番しんどい時間帯だ。急いで夕飯の仕度をしなくっちゃ。

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2011年3月19日 (土)

9日目

今朝の朝日新聞一面の見出しは「死者阪神を超す」だった。
新聞もテレビも東日本大震災の悲報が続く。
被災後今日で9日目。
(当初、8日目と書いてしまいました。どうかしてる?

被災地の津波をかぶった小さな梅の木が昨日テレビに映った。
紅色をした蕾がしっかりと春を待っていた。

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土と水と太陽に恵まれたうちのベランダの野菜から菜の花そっくりの花が咲いた。
あの眼白がつっついた名も知れぬ葉っぱの花だ。

今日の横浜は眩しいほどすっかり春。
ささやかだけどやれることからやろう。
買い溜めをしないこと。
節電、節水、節ガス。こんなこと当り前だと思っていたのに、まだまだ考えが甘かったことを改めて思い知った。

今朝、気仙沼の20代男性が半壊住宅の中から救急隊に救助された。
こんな奇跡が永遠に続くことを願う。

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2011年3月14日 (月)

体験

未だ体が揺れているような感じがする。
東北の被災者の方たちに比べたら
先日の横浜の地震はほんの少しの体験かもしれない。

でも今回の地震で分ったこと。
大きな揺れが収まって余震が時々来る中、
当然、電気、ガス、水道は止まっている。

電気が止まれば電話も使えない。家族の安否を問う唯一の連絡方法はケイタイである。メールを何度送っても中々相手に届かない。
そしてケイタイの電池が切れる・・・

高層マンションの地震の揺れは想像以上にすごい。
耐震構造上高層は揺れるものだと頭で分っていても、
実際先日のような揺れをいきなり体験すると柱にすがるのがやっと。
もしかしたら欠陥住宅ではないかしら?なんてふっとそんな恐怖が頭を過る。

電気が止まるとエレベーターも止まる。揺れながら階段を逃げるか、
ここ9階に留まるかは判断の分かれるところ。
生憎一人の時だったからホント、怖かった。

これから当分の間、時々節電のための停電が行われるだろう。
不便だけれど今実際に困難な状況に置かれている人たちのことを思えば大抵のことは我慢我慢である。


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2011年3月12日 (土)

「激震」

皆様ご無事ですか。
お見舞い申しあげます。とにかく驚きました。
夕べ22時頃まで電気、水道、ガスが止まりました。
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不毛のような日本の政治状況下に飛び込んだ各地の悲惨な地震、津波の爪痕のニュースに不安が募ります。

あの恐ろしかった昨日の体験も
今日はこうしてPCの前にいられることに、
被災者の方たちに申し訳ない気持ちでいっぱいです。どうぞ皆様お元気で。


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2011年3月11日 (金)

切手の芭蕉     (10回)

「奥の細道シリーズ」   第9集

 

*60円切手(2種連刷)2組    「那谷寺」(なたでら)   「月光」
*切手発行日            平成元年2月13日(月)
*消印                 福井県敦賀郵便局

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「那谷寺」

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石山の石より白し秋の風     芭蕉

眼前の灰白色の石山より秋風の方がもっと白く寂しいことよ。
石山はここ那谷寺(なたでら)の石山をさす。
とはいえ、芭蕉の頭の中には近江の石山寺がなかったといえば嘘になる。と解説されるのが一般的。

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「月光」

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芭蕉は陰暦8月14日の夕暮敦賀に着く。

 

 月清し遊行のもてる砂の上      芭蕉

 

夕食後月が格別美しいので、土地の気比(けい)大明神に参拝する。
この寺の砂は歴代の遊行上人が手ずから運んで敷いた砂。
所謂「遊行の砂持ち」といわれている。


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*切手発行数  各33,000,000,枚

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切手の白い芒が石山の石の白さを象徴している。
  その白さより秋風の方をもっと白く感じた芭蕉。白く浄化された秋。

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2011年3月 8日 (火)

ワッフル

そうだ、ワッフル焼き器があったのだ!
保証書を見ると何と8年前に買ったもの。
確か2~3回ワッフルを焼いてそれっきりだったのだ。

   恋猫にワッフル焼いてそれっきり  なんてことも。

それっきり道具って結構ありそう。
プレートを変えて焼くと「焼きおむすび」と「ホットサンド」も出来る。

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では早速、ホットケーキの粉でワッフル焼きましょう。もういいかい・・・・

ワッフルに格子の焦げ目春立てり 
                     
 いほこ

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2011年3月 5日 (土)

眼白その2

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硝子戸を挟んで2メートルの距離なのに逃げない眼白。
私が動かなければ眼白はすっかり安心している。

カメラを向けてもOKよ!



名も知らぬ鉢の野菜は良く育つ。時々周りから切り取って野菜炒めや味噌汁にする。眼白はそりゃあもう野菜より蜜柑の方が大好き!

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だけど眼白には悪いけどもう餌やりは今日でお仕舞。
日当たりのいいベランダは物を干すところ。野菜にだって糞をされたら困る。
共存はやっぱり無理だなあ。

(実のところ、餌を置かなくても時々はやって来る。その位の付き合いでいいかな?)

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2011年3月 3日 (木)

雛の夜

こんな雛の夜も。

   夜半の雛肋剖きても吾死なじ         石田波郷

   韓の血の絶えゆく家系雛飾る        姜 琪東


そして終る。

   雛壇のかたづけられし空気かな       菅原鬨也




  
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今年もたっぷり笑わせてくれた私の古雛。Ts380480_41
一体いくつの大豆で出来ているのかな??

女雛の頭の糊付けが少しずれているところが魅力!
雛社会にもお笑い界があるのかも知れない。などと思ったりもして。

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2011年3月 2日 (水)

雛祭前夜

  野分来ることに少年浮き浮きと           岩田由美
                                       
句集『花束』より

昔、少女だった私も「颱風が来るぞ来るぞ」と大人たちが戦々恐々としているのに、何故か恐い物見たさの待ち遠しさがどこかにあった。ましてや少年が浮き浮きしたとしてもちっとも不思議ではない。「浮き浮きと」がとても効果的。未だ本当の颱風の物凄さを知らぬ少年。未知のものにときめくのが少年なのだ。
              


  吊し雛ひとつひとつに灯をくるみ           上田日差子
                                 
句集『和音』より

着物の端切れで作る吊し雛は素朴で華やか。「ひとつひとつに灯をくるみ」は写生であって写生を超える詩の表現。作者の感性により生れた言葉の綾。
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Plant013_2  お二人共に「第34回俳人協会新人賞」を受賞。それぞれの「自選15句」の中から私の一番好きな句を一句づつ選んだ。
共に1961年生れ。眩しいような年齢である。


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