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2011年2月

2011年2月28日 (月)

眼白来て

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近、雀が少なくなった。代わりに増えたのが眼白。

蜜柑の大好きな眼白。
蜜柑を置いてから最初は早朝来ることが多かったが最近は一日中、番でちょこちょこやってくる。


今日の空は先ほどから春の雪。眼白に雪は関係なさそう。
眼白の食慾は旺盛だ。何しろうちのベランダに一日何十回と食事にやって来るのだから。 

青い葉はフリージア。ほったらかしていてもフリージアは桜の頃に咲く。

フリージアに眼白が来て私はきっと暇なんだ。眼白の観察に明け暮れているのだから・・・
。それにしてもフリージアに偉大なる空が来るのはもっといい。 
  

       フリージアに空の来ている枕許     永田耕一郎

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2011年2月20日 (日)

切手の芭蕉     (9回)

  「奥の細道」シリーズ    第8集

 

*60円切手(2種連刷)2組    「わせの香」  「赤映」
*切手発行日            昭和63年11月11日(金)
*消印                石川県金沢中央郵便局 


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芭蕉は酒田を発って、残暑きびしい北陸道に入ると季節はもう秋。

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 わせの香や分入右は有磯海          芭蕉
 (わせのかやわけいるみぎはありそうみ) 

北陸道の倶利伽羅峠(くりからとうげ)は越中と加賀(石川県)との国境。
早稲田が実っている間を分け入るように歩を進める。
有磯海を右手に見たときの心は弾む。 

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この句は金沢のあとの「途中吟」

  あかあかと日は難面も秋の風           芭蕉
(あかあかとひはつれなくもあきのかぜ)

今、赤赤と照りつける残暑の日ざしは秋などそ知らぬ顔だが、さすがにもう秋。
風には秋風らしい爽やかさが感じられる。

Plant013 駆け足で「切手の芭蕉」をご紹介しています。久しぶりに芭蕉さんと歩く「奥の細道」は爽やか、軽やかの感じですが実際の旅はそれはもう旅の苦労、句の苦労の連続だったことでしょう。そういう中での俳句の表現がハイレベルなのは流石です。
この「あかあかと・・・・」の句はとても惹かれる句。
「日はつれなくも・・・」に女性的叙情が・・・・。

 

*いずれの切手も発行枚数は33,000,000枚。

 

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2011年2月17日 (木)

残雪

二月半ば。よく晴れた日は周りに残雪があろうと枯木があろうと
もうすっかり春。

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蒲田で用事を済ましての帰り道、途中下車をして鶴見川沿いを歩いた。
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すっかり忘れていた海の匂い。

鶴見川の河口は今日の空を映して真っ青。
単なる橋桁に過ぎないのに菜の花色をして迎えてくれる。

雪が浄化してくれた空気は美味しい。
舟底に残雪が。


 残雪に足跡はみな子供のもの      川崎展広

 一枚の餅のごとくに雪残る             川端茅舎

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2011年2月14日 (月)

山珊瑚

12ヶ月の中で一番長く感じる2月。毎年そうなのだ。Img_7374_2
あと何日で3月?
指折り数えて待つのは正月ではない、
いつも3月が待ち遠しい。

又雪が降り出す。

 闇の雪確かむ窓より手を伸ばし(hoko)

久しぶりに首飾りを繋ぎたくなった。

 山で採れる珊瑚を繋ぎ春を待つ(hoko)

あらあら、長さがいつの間にか110センチ。これだけ繋げばもう春だ。

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2011年2月12日 (土)

姫と山賊

Img_7372_2 今日も横浜は一日雨が降ったり雪が降ったり・・・、昨日は一日中雪、雪。
春という偉大なる季節を迎えるための生みの苦しみの様に思う。

では一昨日は?
そうそう、うちに姫さまのような「アマダイ」が届いた。


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例のお魚嫌いの釣り人の釣果である。ウマズラハギやメバル等々、素晴らしい。

「アマダイ」はその名のとおり刺身は甘くて美味。
ウマヅラハギはシコシコして歯ざわりはいいけれど味は淡白。運悪くアマダイと比べられて可哀想。

「ウマズラハギ」は真っ黒い山賊のような魚。
姫と山賊の取り合わせは二物衝撃的だ。

こうして料理する前に写真に撮るとお魚も成仏するような・・・。

   魚の目を箸でつつくや冴返る      芥川龍之介   

   明易き水に大魚の行き来かな        〃

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2011年2月 8日 (火)

切手の芭蕉   (8回)

「奥の細道シリーズ」   第7集     

*60円切手(2種連刷)2組    「ねぶの花」 「荒海」
*切手発行日                        昭和63年8月23日(火)
*消印                                 秋田県象潟郵便局


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名勝「象潟」は、今の秋田県にあった潟湖

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 (小型シート)

  象潟や雨に西施がねぶの花       芭蕉 
(きさかたやあめにせいしがねぶのはな) 

雨の象潟を雨に濡れるねむの花のように西施(中国の美人)が物思わしげに眼をつぶっている趣があると・・・。
象潟は芭蕉が訪れた後の地震(1804年)で土地が隆起し陸地となった。 

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 (小型シート)

  荒海や佐渡によこたふ天河          芭蕉
(あらうみやさどによこたうあまのがわ)

日本海の荒海にある佐渡が島。流罪の地、また黄金が掘られたりもした喜怒哀楽が渦巻いてきた島。そんなことも些事なのか。天の河が佐渡が島にかけて大きく横たわっている。悠大且つ古典的な句。

あれれ!封筒に印刷されている句は「よこたふ」ではなく「よこたう」になってるけど?
この封筒は郵政省発行のものではないことは確か。
これは「切手普及協会」から発売されたもの。
まあ、私製封筒みたいなものなのだから、何故「よこたう」なのか?・・・私にも分らない。不思議・・・?

*いずれの切手も発行枚数は33,000,000枚。

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2011年2月 3日 (木)

二月来ぬ

蛇口からホースを引いてちょろちょろと水を流して
馬の踝を冷している。
もしかしたら捻挫か骨折??
訳は聞かなかったけれどどちらにしても馬にとっては大変なこと。
とても痛々しく寒々しくて見ていられない。
背中の毛布は少しでも馬体の冷えを防ぐためなのだろう。
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あのいつもは優しい馬の目が悲しく見える。
春はもう目前、元気になって欲しい。


      おもふことみなましぐらに二月来ぬ       三橋鷹女

もう二月、まだ二月、どちらにしても明日は立春。

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