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2011年2月20日 (日)

切手の芭蕉     (9回)

  「奥の細道」シリーズ    第8集

 

*60円切手(2種連刷)2組    「わせの香」  「赤映」
*切手発行日            昭和63年11月11日(金)
*消印                石川県金沢中央郵便局 


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芭蕉は酒田を発って、残暑きびしい北陸道に入ると季節はもう秋。

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 わせの香や分入右は有磯海          芭蕉
 (わせのかやわけいるみぎはありそうみ) 

北陸道の倶利伽羅峠(くりからとうげ)は越中と加賀(石川県)との国境。
早稲田が実っている間を分け入るように歩を進める。
有磯海を右手に見たときの心は弾む。 

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この句は金沢のあとの「途中吟」

  あかあかと日は難面も秋の風           芭蕉
(あかあかとひはつれなくもあきのかぜ)

今、赤赤と照りつける残暑の日ざしは秋などそ知らぬ顔だが、さすがにもう秋。
風には秋風らしい爽やかさが感じられる。

Plant013 駆け足で「切手の芭蕉」をご紹介しています。久しぶりに芭蕉さんと歩く「奥の細道」は爽やか、軽やかの感じですが実際の旅はそれはもう旅の苦労、句の苦労の連続だったことでしょう。そういう中での俳句の表現がハイレベルなのは流石です。
この「あかあかと・・・・」の句はとても惹かれる句。
「日はつれなくも・・・」に女性的叙情が・・・・。

 

*いずれの切手も発行枚数は33,000,000枚。

 

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