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2010年12月

2010年12月31日 (金)

森の匂い

先ほど部屋のカレンダーを2011年度に架けかえた。
神戸・六甲山の花々が撮影されているImg_1680
深い森の匂いのするようなカレンダー。
来年も又この花々に日々癒されるに違いない。
   
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あと数時間で今年が終るなんてこの一年の何という速さ。吾が俳句
部屋の大掃除はとうとう出来なかった。

  楸邨も子規も動かず年暮るる(hoko)


マイブログをご覧下さっている皆さま、どうぞ良きお年をお迎え下さい。

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2010年12月27日 (月)

雪吊

デパ地下の喧騒から地上へ出ると光の世界だ。
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今年の横浜駅西口のイルミネーションは雪吊。計算され尽くしたような雪吊の美はいかにも日本的。

ゴールドになったりグリーンになったり夢のような色を呈してくれる。

ゴールドだと全然雪吊には見えない。グリーンになって初めて「ああ、雪吊」とイメージする。断然グリーンの方が美しい。

      雪吊の中斑鳩の空気かな     いほこ(2008年)

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2010年12月24日 (金)

「文藝春秋」12月号より

        冬の手触り         大高  翔  

          凩に放てば獲られてしまふ声
          冬将軍息ととのへて星数ふ
          荒星のひとつを選び砕きをり
          問はれゐて答へるつもり冬の雲
          小春日の列車吾等をさらひゆく
          山眠る失ふことに慣れるまで
          彗星の遠ざかる夜の毛糸玉

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俳句に出合ったときふわっと自分のイメージが膨らんでその景の中に自分を置くことが出来る時はうれしい。
句と人の出会いは最初の一瞬で決まる。
その逆の場合もあるけれど。

掲句の中に吾身を置けば「凩」「冬将軍」「荒星」「冬の雲」がたちまち近づいて来る。出合いの一瞬だ。

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2010年12月19日 (日)

切手の芭蕉   (6回)

「奥の細道シリーズ」   第5集

奥羽山脈を越え、出羽の尾花沢に入り、しばらく滞在する。
立石寺(りゅうしゃくじ)に行く途中、紅花が一面につぼみをふくらませている。

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まゆはきを俤にして紅粉の花          芭蕉
 (まゆはきをおもかげにしてべにのはな)

紅花からまゆはきを連想した作者。「まゆはき=眉掃き」とは女性が白粉をつけたのち眉を払うのに使う小さい刷毛。
 

 

 *切手発行日  昭和63年3月26日
   *消印      山形尾花沢郵便局

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 閑かさや岩にしみ入蝉の声          芭蕉
 (しずかさやいわにしみいるせみのこえ)


立石寺での作。森閑として物音一つしない山寺。そのむなしいような寂寞の中、蝉の声だけが一筋、岩に染み透るように聞こえる。

同行した曾良の作品書留の中の句。

 立石寺   
 山寺や石にしみつく蝉の声

 後に『初蝉』では     さびしさや岩にしみ込蝉のこゑ

これらの句を経て歳月をかけ、かの有名な「閑かさや・・・・」の句に到達している

 

 *切手発行日  昭和63年3月26日
     *消印       山形尾花沢郵便局

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2010年12月14日 (火)

好き?嫌い?

俳句にいつも熱い・・・ということが俳人の第一条件であると思う私はそういう意味では俳人としては劣等生。周りの俳人が皆優等生に見えてしまう。

私の場合、ある時はこよなく俳句を愛するが、ある時はとても冷めている。俳句から離れたり又近づいたりまるでブーメランのように気持が動く。

今日も玉葱の皮を剥きながら「俳句、好き?嫌い?好き、嫌い、好き・・・・・」ああ、やっぱり好きで良かった。なあんて・・・こんなのやっぱりスランプ?

Plant013 今日の私の好きな句。
     「街86号」
 今井 聖撰  
          原田 喬 50句の中より


      フォッサ・マグナの南端を秋の蛇    

      一月の海まつさをに陸に着く

      年の中にわれあり曼珠沙華

      鰯雲レーニンの国なくなりぬ

      ふと死んでとはに死んだる春の星

俳句ってその日によって惹かれる句が変わる。今日は空間という無限大が存在する句に魅力を感じてしまった。こんな句を読んだ日は限りなく俳句が好きになる。
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                                 (12月。ある朝の富士。)

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2010年12月 7日 (火)

賀状書く

ロッド・スチュワートの曲を一日中パソコンで聴きながら
年賀状を書いた。
ロッド・ステュワートと私?取り合わせとしては意外性あり。

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1980年代の曲はどこか甘く怠惰で切ない。
少し古くてもいいものは永遠にいいのだ。聴きながらの賀状書きは心地良い。
こんな日が年に何日かあってもいいと思う。

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もうすぐ兎の年がぴょんぴょんとやって来るらしい。
すでに文具売場のシールやスタンプやハガキに兎が氾濫している。
私の兎はこれに決めた!


       枕辺へ賀状東西南北より      日野草城

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