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2010年10月

2010年10月30日 (土)

ジグソーパズル

まるで幸せの象徴のような黒猫、窓、ピアノ、楽譜、音符の絵。
五つの単語で五つの俳句ができそうな、「物」を前面に出しているところが私のお気に入り。

2010yukino_no_e_4 作者は? 実はあの「トカゲ」大好き少女のユキ。
しかもこれは糸ノコで作成したジグソーパズル。
今時の小学五年生の図工の授業は我々の頃とは大分違うようだ。

猫もピアノも楽譜も時には皆ばらばらに離れるけれどすぐに又一つの家族に戻る。ジグソーパズルの写真はこの秋の私の宝物。

       黒猫の尻尾がタクト銀杏降る(hoko)

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2010年10月27日 (水)

切手の芭蕉   (1)

Img_7087_7 奥の細道シリーズ」 第1集 

Img_7095_2


1987年(昭和62年)、「奥の細道シリーズ」として切手が発売された。
切手ブームは既に下火になっていた。
*発行日 昭和62年2月26日  切手2種
*消印は栃木県日光市日光郵便局

   行春や鳥啼魚の目は泪      松尾芭蕉

 

芭蕉の旅立ちの句から発売されたのは当然のことである。切手に俳句が印刷されるのは大変珍しいこと。
この切手の場合、日光郵便局で発売日の消印を完璧に押して貰うということが切手収集家の醍醐味らしい。

兎にも角にも芭蕉さんとの
切手の旅が始まった。

Yがダンボール箱をいくつも広げて切手の整理を始めてもう一ヶ月以上になる。
このような物一体将来はどうなるのだろう?と思ってしまう。子供たちだって見向きもしない。
でもきっと今眺めていること自体がYにとっては至福の時なのだろう。
夢中で集めている頃は只夢中になって集めるだけでゆっくり見ることも無かったのだから。

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2010年10月23日 (土)

野牡丹

近くの本屋の前の植込みに咲いている「野牡丹」。
Img_7074_3
ワゴンの上にはなつかしい映画のDVDがびっしり並んでいる。
あのヘプバーンやジョン・ウェインやビビアン・リーがスクリーン姿で「野牡丹」の方を向いている。間に立っている私という構図になる。

この「シコンノボタン」は比較的寒さに強い品種とのこと。
夏の名残の花は鮮やかな紫でしめくくる。
野牡丹はビビアン・リーの姿かな?

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2010年10月20日 (水)

落っこちそうに

Img_7077                石榴の実は取って付けた
                ように落っこちそうに
                  笑いながら生っている。
   

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2010年10月17日 (日)

石榴

    もぎてきて置きて石榴の形かな      波多野爽波


石榴って何とエキゾチックで怪しげな果実だろう。
Img_7061_2処でどうやって食べるの?
食べ方は意外と知らない人が多いらしい。では私の食べ方をご紹介致します。

ぱっくり開いているところから割って、実をぱらぱらと皿に零す。
この零した実が何とも美しい。淡いピンクの実がみるみるうちに小さな山をなす。この美しさを知るために是非この食べ方をお勧めするのです。
その実を徐(おもむろ)にスプーンで掬って食べる。 
「な~んだ、私と同じじゃん!」なんて言われそうだけど。
只、種を再び吐き出すのが少し面倒だなぁ。
グロテスクな外見にしては中に育ったピンクの実は殊に上品な甘さですぞ!
とは言っても中には種類によって酸っぱい実もあるはずです。

今日の石榴は近所の農家から買ったものだけどとても甘い実でした。
遅まきながら「石榴の正しい食べ方」をネットで調べてみると、
「水の中で石榴を割りながら実を水の中に放す」とありました。
「なるほど!」でもこれとて果して正しいのかどうか?
自分流が一番正しい食べ方ではないでしょうか。それも野生的に。

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2010年10月14日 (木)

合歓の木

   合歓の花死後に瞼が開くように       高野ムツオ   

夕方の水遣りをしている近所のご婦人に「これ合歓の木ですよ」と教えられた。あっという間に闇が合歓の木を包む。Img_7069

「葉っぱが眠るように閉じているでしょ。ほらほら!」
暗い中で眠っている合歓の木を始めて見た。
羽のように並ぶ葉がすっかり閉じてもうおねむの時間なのだ。

それにしても丈が30センチほどの小さな合歓の木。
この木が成人してあの紅色の刷毛のような花をつけるのはいつの日のことか。花は夕暮に開くという。  
Img_7066 Img_7070


*「合歓の花」は夏の季語 (花の写真は「俳句の花図鑑」より)

 

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2010年10月 5日 (火)

鬼青柚子

   傷つきし柚子ほど強く匂ふなり        田川 飛旅子

ドカン!と衝撃的な「鬼青柚子」が小さな花壇にImg_7032_2
ぶら下がっている。
一本の柚子の木に、直径17~8センチのたった一個の鬼柚子。

鬼青柚子今から鬼になるところ? なあんて言いたくなる。

花壇といってもあまり日当たりは良くないし猫の額ほどの花壇だけど、一応小径もあるし、植物の種類がいっぱい詰まっていて手入れが行き届いている。

Img_7035_5 この鬼青柚子、やっぱり傷がある。だんだん鬼の形相になるのはこれからだ。
青鬼が黄色い鬼になるのはいつ頃だろう? 
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2010年10月 2日 (土)

コバルトセージ

  秋の空わが身に夜の匂ひなく       飯田龍太

青い花は秋空の色。
十日市場の恩田川沿いの農家に咲いていた「コバルトセージ」
Img_3163
青い花と言えば20年前の
「大阪花博」で一世を風靡した「青い芥子」があった。

大阪の青い芥子は人いきれに圧倒されたのか元気がなく、
ちまちまと咲いていたのを思い出す。

あの青い芥子もこのコバルトセージも空と同じ色をして何とも思わせぶりな花であることは確か。

この写真は2年前の10月のもの。今年は猛暑続きで季節が少し遅れているようだから未だ咲いていないかも知れない。

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