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2010年6月

2010年6月30日 (水)

夜の初蝉

今年初めての蝉がうちの網戸に張付いた。(6/29)
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初蝉・みんみん・夜の蝉、いろいろ表現できるけどやっぱり今夜は「初蝉」にしよう。
網戸の内側に移してもバタバタせずにおとなしい。羽化してから初飛行で我が家を訪れたのかもしれない。


私の机を覗くなんて変なみんみん。
それともワールドカップを見たかったのか。

サッカー日本チーム、夢を与えてくれました。
頑張った。 楽しかった!


蝉時雨よりも凄まじいブブゼラの音にみんみんはびっくりしたに違いない。前半戦が終ったあと、外へ放った。

    臥して聞けば初蝉海に沁みわたる        山口誓子

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2010年6月29日 (火)

音楽のように

半額のキャンペーン広告を貰って珍しく別の美容院へ行く気になった。

それは広々として超ゴージャスな美容院だった。カットにも「普通」「少し上」「最上級」とランクがあり、選べるシステムだ。勿論「普通」以外は別料金。私は迷わず普通ランクにした。普通ランクで下手なカットだったらもうプロではない。こちらから願い下げだ・・・と思った。

セレブ室という特別室があって、ここでやってもらうには勿論又、別料金。どこまでも女心をくすぐるメニューになっている。

今日カットしてくれたモンキーパンツの男性は音楽のようによく喋った。そして、こちらのほぼ注文どおり、最初にしては
「ま、いいか!」という出来上がり。もしかして上のランクのカットだったら、その出来映えにすご~く感激したのかしら。これは永遠の謎?

店の雰囲気も、くすぐる応対も魅力的で、結局又予約してしまった。
何しろ一ヶ月先の予約をすれば又半額でやってくれるのです。
美容院経営も大変だなぁ・・・が実感でした。

Img_6753_4                   梅雨の「立葵」がきれい!

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2010年6月24日 (木)

梅雨夕焼

Img_6780_4 昨日の富士の夕焼は淡くて何ともいえない風情だった。
数日前もこんな夕焼だった。
「梅雨夕焼」って春の夕焼よりも頼りなく、ふっと消えてしまいそうな、それでいて明日の晴を確実なものにしてくれるプレリュード。

手前の白い雲海があまりも美しく、あわてて撮った写真である。(6/23/19:12) 富士は中央少し左に確かに写っている。

春夕焼・夕焼・秋夕焼・冬夕焼それぞれ趣があるけれど、個人的に一番好きなのはやはり冬夕焼かな。金色の夕陽も加わって絢爛豪華に一日を締め括ってくれる。

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2010年6月23日 (水)

初心に

自分の俳句の調子が少しおかしくなってきたらやはり初心に戻るしかない。
そんな時ふと思い浮かぶ句は
      閑かさや岩にしみ入る蝉の声     松尾芭蕉
      夏草や兵どもが夢の跡          〃

平明でリズムがいい芭蕉の句は形として、狂ってきた自分の俳句を見直すいいお手本である。
○○○○や○○○○○○○ ○○○○○(下五は名詞止)
この形は俳人で使ったことが無い人は恐らく居ないといってもいいポピュラーな形。私にとっても永遠の俳句の形である。

ところが時々この形をすっかり忘れて、新しい言葉ばかりに気を取られ、初心の形をついつい忘れてしまう。そうこうする内に句が崩れて独りよがりの句に陥ってしまうのが私の悪いパターンである。

今日は朝からしとしとと雨。何にもすることがない。
こんなときこそ、初心に戻れだ。よし、今日はこの形で5句出来るかな? 

・・・と、決心したあと、ぱらぱらと捲った楸邨の句集。
    
      寒雷やびりりびりりと真夜の玻璃    加藤楸邨
      寒雷やにんげんの香の中に薔薇     〃

同じ「や切れ」の句でも楸邨の句には魂を揺さぶる魔力みたいなものを感じる。
芭蕉も楸邨もあまりにも遠い存在の俳人ではあるけれど、句の基本形として「や切れ」の効果はやはり学びたいし、忘れたくない。
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2010年6月21日 (月)

ブルーベリー

Img_6771 ブルーベリーが旬のようだ。

berryは食用の小果実という意味。ブルーベリーは青い食用の実ということになる。         
          

Img_6767 「いちご」は Strawberry(ストロベリー)。いちごが母の味ならブルーベリーは父の味かな。

熟している甘い実はしつこくなくて理性的。小さなパック詰めで売られているけれど、量が少なくても満足感がある。今日買ったのはカリフォルニア産でとても甘い。
長野や山形でも今が摘み取り最盛期らしい。

 ブルーベリー臍のごとしや敬老日     神野紗希

ブルーベリーを敬老日にもってくるなんて意外。でも言われてみるとあの青い実がだんだん臍に見えてくる。そして青い臍をしていたあの輝く日々を思い出す。

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2010年6月18日 (金)

万葉集

文庫本とはいえ『万葉集』上下はかなりの厚みがある。
この本は10年ほど前、ある男性に貰ったもの。

Img_6764 私が俳句をやっていると知って、あるとき
「何かのお役に立つかもしれません。持ち運びにも便利です。

ボクはこの本で万葉集の勉強をしました」と言って渡された。(少々強引ではあるけれど)

「万葉集は素晴らしい!これを学んで、仏像にも興味が湧きました。
時々鎌倉の仏像を見にいきます。じっと仏像の前にいるのが好きなんです。
俳句で鎌倉へ行くことがあったら少し時間を余分に取って、仏像をご覧になることを是非お勧めします」と熱く言われたことを思い出す。

彼は一部上場企業の戦士だけれど、そろそろ50才は過ぎた頃。
休日にはやっぱり家族と離れて仏像めぐりをしているだろうな。


人は仕事が一番好きになっては身体がもたない。
一番好きなものは家族とも離れそっと一人で、死ぬまで楽しみ続けるのがいいのだ

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2010年6月14日 (月)

はやぶさ&ワールドカップ

60億キロの旅を終え、7年ぶりに地球に帰還した「はやぶさ」に感動!
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月以外の天体に着陸した探査機の帰還は、世界で初めてなのだ。
どこの国民だって、世界一って言葉には基本的に弱い。
やっぱり世界一は気持いい。こんなニュースにはわくわく!
回収カプセルの中身が楽しみ!
(画像はNHKのニュースより)

日本国に予算が無くて、はやぶさ2号の打ち上げ予定は今のところ、未定だとか。少し前まで金持国だと思っていたらいつの間にか貧乏国になっちゃったのね。でも一番でなくてもいいのだ。
こんなとき予算が無いのは少し情けないけど・・・・
(削られた予算はきっと復活しそうな予感!)

今夜、もうすぐ始まるサッカーワールドカップ。わくわく!
カメルーン戦、23時プレイボールとは微妙な時間。
私の就寝タイムとぴったり一致。
サッカーを取るか、眠りを取るか??


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2010年6月12日 (土)

累累

今日は暑い一日だった。
とはいえ梅雨前の夜の風はひんやりしている。
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「街」今井聖主宰 の第一句集『北限』をひらいた。
今夜の私の心に響く句を列挙する。
先ずは夏の句を。

 打水の終りの水を鳥籠へ
 傾く昼墓墓墓墓蟇
 航跡はS夕焼の湾はC

 香水と廻る扉の中に会ふ
 バナナ一房銀河一房同棲期
 麦藁帽灯台撫でてゆき
にけり
 勝手場にある断崖やなめくぢり
 夕焼のホースたどれば必ず父
 羽蟻落つ玩具累累たる中に
 ほんたうのことのかろさよ青紫陽花

これ以上続けると夜が無くなりそう。

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2010年6月 8日 (火)

桑の実

桑の実を食べると唇が紫になる。
Img_6750_3 木苺、葡萄、ブルーベリーも、口をよごす果実は美味い、そしてひと粒づつ食べるのが愉しい。

今、桑の実が熟れている。
桑の実は嘘つきには食べさせてはならぬ。
舌も歯も唇も紫色に染め、
「食べてない、食べてない!」
なあんて平気で言うんだから。

真っ黒に熟れている桑の実は甘~い。ホント!

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2010年6月 4日 (金)

川鵜

冬、青鷺が凌駕していた梢を「鵜」が占領している。池にいるから川鵜。鵜って鴉よりも陰険な風貌だ。
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黒い鋳物のように動かず、・・・と思ったらギョロリと後ろを振り向く。まるで首は蛇のようである。ああ~いやな鳥!
な~んて、俳人がマイナス思考をしたらいけません。
水平線を背景にした海鵜の方がより詩的なのかも知れない。  

     波にのり波にのり鵜のさびしさは        山口誓子
     羽根ひろぐ岩礁の鵜の黒十字          秋元不死男 

初夏の日差しとはいえ涼しい風に誘われて遊水地を二周した。のんびりと20分もかかってしまった。半月前は一周でダウンした。少し進歩している。まだまだ吟行は無理そう。無理しない、焦らない。

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2010年6月 1日 (火)

机の上が荒れ放題だった今朝、少し片付けるつもりが深入りしてしまった。たまには深入りもするもの。抽斗の奥からすっかり忘れていた珍しいものが出てきた。
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ヘプバーンが嘗て演じたヒロインの栞である。プラスチック製で、フィルムの形をした洒落たデザインだ。いつ頃のものなのだろう。

紙のケースには「Chogin LongSeller Campaign」 下の方に長銀とある。

「長銀」(日本長期信用銀行)といえば、たしかバブル崩壊後の不況で経営破綻したはず。もう存在しない。その在りし日の「長銀」のキャンペーン用に作られたものらしい。ヘプバーンなつかしいな。
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「ローマの休日」「麗しのサブリナ」「戦争と平和」「昼下がりの情事」「シャレード」「ティファニーで朝食を」次々に映画のシーンが思い出される。
一番好きだったのはやはり「許されざる者」だったかなあ。バート・ランカスターの秘めし愛にも痺れた。ヘプバーンは永遠に愛しき少女である。
こんなお洒落な栞、いまどき無いな~ 

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