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2010年3月 9日 (火)

『日本大歳時記』をひらくのは年にほんの数回である。不勉強きわまりない。
Img_6353_2 ほとんどは「季寄せ」に依存している。
「季寄せ」より詳しく見たい時は「歳時記」だ。ほとんどここで終る。
今日、珍しく『日本大歳時記』をひらいた。
「燕」のことが知りたくて。

    つばくらめ斯くまで並ぶことのあり         中村草田男

おーっ!草田男さんの句について、龍太さんの鑑賞と季語解説が載っている。
うれしいな。
<解説より>
ひと口に童心というが、大人が童心を抱き、さらに童眼で対象をとらえ、一分の隙もなく大人の表現にかえるということは意外の難事。同時にまた、俳句は記憶し易い要素を持つ。平明な表現故か。だが、その底に無垢の詩心と感動が居据っていなかったら陳腐平凡は超えられまい。 〔飯田龍太〕
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今日はこの文章に出合っただけでもラッキーだった。
「燕」を使うのに勇気がいるような解説文だけど、勇気を以って使おう。
「燕」の飛ぶあの姿こそに何にも増して詩があるのだから。

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