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2009年5月30日 (土)

浅蜊

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有り難いことに横浜には潮干狩りの出来る金沢八景の「海の公園」がある。
今年もアサリの恩恵を受けた。


アサリは食べる1時間ほど前に、水洗いし、笊にあげ常温に置いてから食べると美味しいと言われる。

そういう状態はアサリにとってストレスが溜り、美味しくなる成分を作るとのこと。
ストレスで美味しくなるアサリって不思議!

Img_4890ユキは、トカゲやイモリは可愛くてしかたがない様子で猫可愛がりする。
蛇も飼ってみたいなどと恐ろしいことを言う。


なのに、アサリは気持悪いと言ってあまり触りたがらない。私にはこの9才の子の複雑さが分からない!

  浅蜊椀無数の過去が口ひらく   加藤楸邨

椀の中で、アサリが口をひらくのではなく、 「無数の過去」が口をひらくのだ。怖い!
俳句は「今」を詠っているとはいっても、殆んどの場合過去に遭遇したことや見たことを「今」という視点で詠むことが多い。
楸邨は俳人の宿命みたいのものをアサリに託して詠んだのか?
我々一般的感覚からたちまち飛躍しては、再び現実を直視する楸邨独特の句にはやはり惹かれる。

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