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2008年3月31日 (月)

京都(2)  - 妙心寺 -

Img_0382_2 「喝(カーッツ)」
葬儀の読経の最後はこの大音響の一語であった。
出席者すべての人を震わせたこの「喝」。
何に対する「喝」なんだろう。一体どんな意味があるのだろう。

大阪の姉はあっという間にあの世に逝ってしまった。
葬儀の日、精進上げの料理を戴きながら、
あの「カーッツ」についてお坊様に尋ねた。

「死者もこの世に残された者もお互いに未練があるのです。
死者はこの世への未練を断ちなさい。残された者は死者への未練を断ちなさい。
そして死者の背中を押し出してあの世に送り出すのです。
それを促すための『喝』なのです」

「喝」の大音響はこの世とあの世の境界線にとどろく一語であった。

「花園」にある「妙心寺」は臨済宗妙心寺派大本山。Img_0417

京都二日目は、姉の四十九日、納骨の日。

遠くを指差して「あれが徒野(あだしの)ですねん」と教えてくれた姉の夫も既に故人。

妙心寺の墓地は明るく晴れ渡り、時々爽やかな風が吹く。もうすっかり春。
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金縷梅や「仕方がない」を繰り返し     いほこ

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