« うちの初富士 | トップページ | ランプ »

2008年1月 6日 (日)

冬日

Img_1413_2 をとこにありてをんなにあらぬ冬日暮   平井照敏

そうだろうか?

白い扉がいきなり金色に輝く夕刻。直接見る夕日よりもそれは美しく儚い。
冬山に日が落ちる寸前の5~6分だけ扉に黄金のシグナルを送ってくれる。
「あぁ。もう夕御飯の支度をしなくては・・・」
Img_1409_2 

テレビ番組で見たことだが、ある施設に入っているご婦人が夕刻になると特に情緒不安定になり、
叫んだり泣いたりしてスタッフを困らせていた。

その原因が夕餉の支度に関係があることが
分かって以来、夕方彼女をキッチンに立たせ
スタッフと一緒に少しづつ料理を始めたところ、
だんだん情緒が安定して来たという。

女は記憶や思考を失っても夕刻には夕餉の支度の血が騒ぐのだろうか。

冬日はあっという間にすとんと白い扉に吸い込まれる。

|

« うちの初富士 | トップページ | ランプ »

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/207145/17561066

この記事へのトラックバック一覧です: 冬日:

« うちの初富士 | トップページ | ランプ »