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2007年11月14日 (水)

江戸切絵図

私の旅日記もここで気分転換のため小休止させていただきます。

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16日に、「街」の仲間の呼びかけで銀座吟行に参加する。
「銀座」・・・何と粋な地名だろう。
久し振りに池波正太郎の世界に入りたくなって
『江戸切絵図散歩』を開いてみる。

都電が廃止となり、川が埋めたてられてから、東京の町名がすっかり変わった。たとえば、前にのべた夕河岸が立っていた采女橋(うねめばし)などはむかし二ノ橋といったのだが、采女橋となったのは、明治になってからであろう。しかしこの名によって、むかしは、このあたりに松平采女正(まつだいら うねめのしょう)という大名の屋敷があったことをものがたっているのだし、現・歌舞伎座の向い側に〔采女ヶ原〕という馬場があって、此処が一つの盛り場になっていたことも偲ばせるのである。
 築地の西側は現代の銀座で町人・商家の土地で、それから川筋に沿って北へ、江戸湾沿いの一帯が町家だ。あとは大名・武家屋敷ばかりだった。
 海沿いの町には船宿も多かったろう。そうした船宿や釣道具屋を、私も何度か小説の背景に使っている。      (以上10行、『江戸切絵図散歩』より抜粋)

Img_0800 100ページからなる『江戸切絵図散歩』の半分以上は、江戸切絵図、北斎や広重の絵、在りし日の東京の写真、筆者(正太郎)の水彩画が占める美しい贅沢な本。

こんな素晴らしい本を残してくれた正太郎の知的、美的センスに感嘆せずにはいられない。

眠れない夜はこの本を開き、
めくるめく鬼平犯科帳の世界に浸り、江戸切絵図の美しさに見とれれば
眠ることもついに忘れてしまうありがた~い本なのだ。

Img_0789 さて、銀座吟行は現実を嘆き過去に思いを馳せるのか、それとも未来へ飛躍するのか、はたまた今を凝視して今を詠う正攻法で句を作るのか?

何かヒントはないものかと切絵図を眺めてみても、只々正確に江戸の地形を教えてくれるだけ・・・。
(右下、江戸切絵図)


「銀座~築地月島もんじゃ焼き吟行」が楽し~み♪♪

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写真は
『江戸切絵図散歩』から。

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