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2007年9月 1日 (土)

登山電車 -2-

―エーデルワイス ―

スイスのインターラーケンから標高3500メートルのユングフラウヨッホへ向かう登山電車の中、我々日本人団体と地元スイスの団体が小さな車輛に乗り合わせた。
1989年のこと。極く自然に交歓会へと発展した。

両国の間ですぐ話がまとまり「歌でいこう!」ということになり、すかさずスイスチームから歌が流れ始めた。「エーデルワイス・・・エーデルワイス・・・」素晴らしい歌声。
逞しい男たちの口から涼しい甘美な声が。
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こちらも負けられない。「さくら・・・さくら・・・」「里の秋」「荒城の月」等、無理をして普段よりやや格調高い歌を披露。

あちらのチームは我々が良く知っている「菩提樹」「フニクリ・フニクラ」等、ヨーロッパのスタンダード・ナンバーをつぎつぎに披露。混成チームの我々はもうタジタジ。

あの団体は今考えても確かに只者ではなかった。多分、どこかの合唱団だったのかも知れない。
そんな人たちと歌合戦をしたなんて、今でも背筋がゾクッとする。

箱根の登山電車は植物が頬に触れるほどに森の中を縫って行く.。

一方、スイスの登山電車は、植物を肌で感じるような触れ合いはない。山肌は緑の絨毯を敷いたように滑らかだが樹が少ない。箱根よりもずーっと高い処だから無理もない。
きっと歩いて行けばエーデルワイスのような可憐な花があちこちに咲いているのかも知れない。

電車は山を征服するごとく、かなりのスピードでぐんぐん登りながら、雄大な遠景を饗する。
「エーデルワイス・・・」は峰々から、登山電車から、草むらから迸るように聞えて来る。

18年前なんて、もう前世のことのようです。

(写真) エーデルワイス <和名(薄雪草)>高山植物 6~9月が花期。

                         ◆今日のブログの表紙、明るくしてみました♪

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