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2007年7月25日 (水)

髪座(かみのけざ)

― 髪座(かみのけざ)って知ってる? ―

私のブログ名は「夜空へ」。だから夜空が大好き。雨の日でも、真昼間でもインターネットは夜空をあまねく見せてくれる。そんな時ふと目にした髪座(かみのけざ)。
「えっ! 髪座って何?」 ある雨の日、今迄聞いたこともない星座に遭遇したのだった。

「髪座」は春の終りから夏の始めにかけて夜空の天頂からやや南よりにある星座。肉眼では見つけにくいかも知れないが、望遠鏡で見ると細かい星がたくさん集まっていてもしかしたら"髪の毛"のイメージが湧くのだそうな。

この髪の毛はある国王の后、ペレニケのもの。Img_0389_1
国王が軍隊を引き連れて、遠くの国へ戦争に向かったとき、長い期間の遠征だったからペレニケはとても心配した。そこでベレニケは愛と美の女神アフロディテに夫の勝利と無事の帰還を祈った。アフロディテは「自分の命と夫の次に大切にしているものを神に捧げれば必ず願いは叶う」と言った。そこでベレニケは長く美しい自分の髪を切って、神殿に捧げたのだ。
この祈りの甲斐あって、夫は無事凱旋した。でも夫はベレニケの髪を切り落とした姿を見て、愕然とした。
   髪座さして鉄砲百合尖る    いほこ

夫は妻であるベレニケに美しい姿のままでいて欲しかった。でも自分の命のために大切にしていた髪を切り落としたということを知って、前にもましてべレニケを愛したというお話。
女性が髪を切るということは意味のあるもの。大切な大切な女性の髪。(おわり)

罌粟ひらく髪の先まで寂しきとき           橋本多佳子


Img_0228_4

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