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2007年5月 5日 (土)

真闇

― そして舞台は始まった ―

先日友人と六本木の俳優座へ芝居を見に行った。井上やすし作「紙屋町さくらホテル」では真の暗闇を体験することが出来る。劇場や映画館は扉で光を遮断している世界。とは言え、普段は非常灯や時計が点いていて劇や映像がいやでも光を放っている。しかしその日は光という光を遮断、闇は「戦争」そして「防空壕の中」「死後の世界」の暗闇を暗示していた。たった1分いや30秒位の間だったのに、それがとてつもなく長く感じられる不気味な真の闇。現代人は実は真闇を体験することは滅多にないのではないか。私達は夜中でも実際は何らかの光の中にいる訳である。例えば、部屋ごとの電源ボタンは一晩中オレンジ色に点いているし、電話切替えのアダプターは夜中も黄緑色に光っているし、それらの光が我々の身ほとりに種々ある訳で、そういう闇の中しか体験していない私。そんな私の身体にインプットされた怖~い真闇30秒。そして爆撃下の「紙屋町さくらホテル」の舞台は始まった。

Ropponngiakari 戦争という深いテーマの中にも笑いを取り入れたとてもいい芝居だった。昼食は初めて入ったベトナム料理店。薄味の麺スープと生春巻きのランチがすこぶる美味しく、芝居のあとのコーヒー店のアップルパイも上出来だった。こんなに「ついている日」が年に2~3度あればいいなぁとつい欲張ってしまう。でも中々こんな日はない。ご招待の芝居は殊更うれしい♪

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